先週久しぶりに
別れた夫のおかあさんの留守電メッセージが残っていた。
元夫が、家を出てから始まったんだけど
離婚してからもメッセージが残っていることが時々あった。
内容はいつも決まってる。
元気ですか。
全然連絡くれませんがどうしているんですか。
何度も連絡してるのにどうして連絡くれないんですか。
という内容が最低3回、多いときは5.6回繰り返し入っていた。
さすがに最近は半年に一度くらいになって来たかな。
おかあさんはホームに入っている。
今はどれくらいかわからないけど
わたしが知っているころからまだらぼけがはじまっていた。
とにかく息子を溺愛していた。
特に長男の元夫を。
教育もお金もたくさん与えてもらい
育ててもらったと思う。
でも、いまさみしい電話をかけさせている。
この留守電のことは
わたしの息子たちも知っている。
昨日次男と彼女がウチでご飯を食べて帰った。
テレビ台を組み立てに来てくれたので。
今朝になってふと
先週の留守電のことを思い出した。
金曜日なのに今さっき仕事が終わった。
金曜日なので飲んで帰ることにする。
金曜日だからいろいろわすれてしまおう。
注意されたり叱られたりすることに
耐性のない人が増えているようなきがする。
うちの会社でも、部下に指導してもなかなか改善されないから
何度も注意していると
そのうちガラガラ〜とシャッターを下ろしてしまう事件が連発している。
いやいや、下ろしたらあかんやろ。
お仕事ですよーーー
なんだかね、
今はみんな、痛い思いをしないように生きてるよね。
親もまた子供に痛い思いや辛い思いをさせないように
先回りして守ってあげたりするから
本当の痛みや苦しさを知らないでよくなる。
そうすると、ココロの幅が狭くなる。
自分の子に、知らず知らず、人のことはどうでもいいから、自分のことだけ考えなさい、なんて結構言ってたり。
そして、不便撲滅キャンペーンみたく
世の中やたら便利になっちゃって
知恵をつかったり、頭をぐるぐるして
考えることもあまりなくなってきてる気がする。
そのうち面倒なことはみんなAIに任せて薄っぺらいにんげんばかりになるのかね。
ずっと前にみたピクサーだったかの映画
思い出す。
にんげんは動かなくていい未来の世界。
あ。なんかまた自分の世界に入ってきた 笑
