bluecafe日和

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懐かしくてちょっと苦い想い出

昨夜はよく降りました〜
大雪の中、どうしても必要なモノがあって
買い物に行きました。重装備です 笑


途中、保育園の前を通ると
雪の中、小さな手をしっかり掴んで家路を急ぐお母さんとすれ違いました。
こういう風景を見るといつも思い出すのが
20年前の大雪の日のこと。
記録的な積雪で 交通も麻痺した冬の日。



私は大手アパレルの宣伝部でPRを担当していました。
長男を妊娠・出産した頃はいわゆる「専門職」以外の女子社員は
妊娠したら会社を辞めるのが普通でした。
そのころのアパレルでいう「専門職」とは
デザイナーやパタンナーという企画部で働く“手に職のある”職種のことです。
私が入社した年はちょうど「男女雇用機会均等法」が施行された年で
ご多分にもれず 私のいた会社も新卒採用の際
今までの事務職に加えて女子の一般職採用が始まりました。
アパレルの女子一般職というのは
主に営業職のことを指していて
アパレルの花形、一般職採用のやる気満々の営業職志望の同期がいました 笑


私は普通に事務職採用で 何故は配属された先の上司がリベラルで
女性をもっと徴用すべきだ、と言って、その後一般職扱いに変わり
結婚して東京に転勤となりました。
今では女性が結婚して会社やめる「寿退社」なんて死語になりつつありますが
そのころはそれが当たり前だったので
結婚しておまけに転勤させてもらえるなんて
私は リベラルな上司に恵まれて ラッキーでした。
でも、長男を妊娠したときは さすがに仕事を続けられるとは思っていませんでした
ところが当時すでに宣伝部に所属していたので、
またまた超リベラル派の上司に続ける事が当然のように言われ
ついでに 今までは有形無実化していた産前産後休暇を
均等法からの流れで各社就業規則に明文化するように御上からのお達しが出て
運良く、私も事務職系一般職での適用第1号か2号くらいで
産前6週産後8週の産休を頂いて、職場復帰することになりました。
私自身は流れに身を任せて来たとはいえ、
子供の小さい頃はしょっちゅう熱を出したり風邪を引いたり
保育園からの呼び出しにびくびくしながら
そんなリスキーな私をバックアップしてくれた同期や後輩のおかげで
なんとか1年が過ぎるころ
大雪の冬が来ました。


昨日の雪よりもはるかにつもった朝、
坂道の多かった自宅周辺はチェーン無しではバス道もあがれないような状況で
だっこひもで息子をだいて保育園に向かうためバス停に向かうほんの3分ほどの道を
10分以上かけてようやく到着したら
バス停は当然長蛇の列で、気が遠くなって来た私は
意を決して上司に電話しました。

「あまりにすごい雪でバスも送れてますし
足下が危ないので今日はお休みさせてもらえませんか」
と当時の直属の男性主任にいったところ
「何甘えてんだよ! 会社に来い!」 
と大声で怒鳴られ、泣きそうになるのをぐっとこらえながら
くっそ〜〜〜〜〜なんてちっちゃい男だ!もし転んでこどもがけがでもしたら訴えてやるっ!!
と心の中で叫びながら
「このあたりは都心と違って20センチ近く積もってますが、わかりました。行きます」
と淡々といって 切りました。

アドレナリン全開状態で職場に到着したら
その上司が 私を呼び
詳しいことばは覚えていませんが
「さっきはオレも言い過ぎたけど おまえも甘いんだよ でも今日はもう帰っていいから」
みたいなことをいったので、
まだ若くて血気盛んなワタシは 頭の中でプチプチっと
何かが切れていく音がして
思わず怒鳴り返し、当然帰らず仕事をしたのでした。


だらだらと長くなったな・・・・・
もう20年も前の話なのに
雪の日に子供を連れて働くお母さんを見ると必ず思い出してしまいます。


ワタシって意外と根に持つタイプかも。笑
でもまあ、法律にしても職場環境にしても
いろんな諸先輩方が苦労して道を開いてくれたことは
自分自身が経験してきたいろんな事からも想像できます。
前述の上司もそのときはたまたま虫の居所が悪かっただけで
何かと気を使ってくれることも多々ありました
(でも、なんかタイミング外すタイプ )
いずれにしてもたくさんの人に感謝です。



いつの時代もパイオニアはすごい。
いま、こども手当だなんだ、と子育てもろくにしてないおじさんたちを中心として
ピントがずれたことを 損得で駆け引きしている様子は
ほんとにばからしい。もう少し実生活者の意見が通らないものかなぁ。
やれやれ。


さて、全く違う話ですが、今日は熟女美女の大撮影会でした。
メイクして着替えて大騒ぎ。
楽しかった♪
三輪さんお世話になりました♪
できあがりが楽しみ




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