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子宮頸がん予防 4U 勉強会

11月29日に「子宮頸がん予防4U」のメディア向け勉強会に出席してきました、

日本の母親たちに知ってもらいたい「子宮頸がん予防ワクチンと予防できるHPV疾患」というのが
勉強会のタイトルです。


少し前に東急電車に乗ったら車両がワクチン啓発の広告列車でした。
子宮頸がん・肺炎球菌・HIBの3つのワクチンの無料接種を促すものでしたが
このところ、メディアでの露出も多くなってますよね。


この日の勉強会では北里大学医学部教授・社会保険相模野病院婦人科主要センター長の上坊敏子先生による
子宮頸がんという病気についてと
検診による予防とワクチンによる予防
それから子宮頸がんの原因となる「ヒトパピローマウイルス」が引き起こす他の病気について
のわかりやすい説明がありました。


日本で最も多く子宮頸がん羅漢率の高い年代は25〜44才だそうです。
特に20〜30代女性の羅漢率及び死亡率は増加傾向にありますが
子宮頸がんは単に命だけの問題にとどまらず
女性にとっては妊娠・出産に関わるので
未婚の女性には恋愛や結婚への影響も大きいです。


この日は実際にご自身が23才で子宮頸がんになり、子宮全摘出手術を受けた
阿南里恵(あなみりえ)さんの体験談を伺う時間もありました。
腹痛と不正出血で診察を受けて即手術と診断される半年前に
検診を受け、異常なしとの結果がでたばかりだったそうで
阿南さんの場合、進行が異常に早いガンで
たしかに半年前にはなかったでしょうといわれたそうです。



宣告されてから手術までの葛藤たるや
それは想像を絶するものだったと思います。
23才で子どもを産めなくなるか死ぬかの選択を迫られたことから逃げたかったと
おっしゃっていましたが
お母さんが生きてるだけで丸儲けだから生きなさい、といってくださったそうで
特に私は母親の立場でも考えてしまうので
心中を察するに本当に心が痛み、お嬢さんの講演活動に反対されていたお母さんからの
メッセージを聞いて涙が出てしまいました・・

そしてこの日はやはりご自身が子宮頸がんにかかられた経験から
国政にてワクチン接種に関するプロジェクトチームで尽力されている
参議院議員の三原じゅん子さんもお見えになって
お話を伺うことができました。



上坊先生も強くいわれていましたが検診率を上げることが課題。
とにかく日本は検診受診率が先進国のなかでは極端に低いです。
OECD加盟国で最低なのにはびっくりです。


いわゆるワクチン接種についてはいろいろな考えがあると思いますが
子宮頸がんワクチンの話は
小学生のうちに接種しないと意味がないとか
ワクチンを接種したら100%予防できるとか
性体験があってからでは遅いとかいろいろな憶測が飛び交っていて
情報が偏っておりなかなか正確なところがわからない感じだったので
まずは正しい情報を知り、きちんとそれぞれが判断することが
必要です。



詳しくは子宮頸がん予防4Uのホームページを見ていただけるとよくわかるので
見て欲しいのですが・・・

1 検診を受ける。特に20代の若い女性は2年に1回。
  症状がなくても早期発見、早期治療が可能です。
  若い女の子達は婦人科へ行くことに抵抗があると思いますし
  お母さん達も娘が婦人科へ行くことについて複雑かもしれませんが
  一緒に検診を受けにいってもいいんじゃないでしょうか。


2 ワクチン接種。
  でもワクチンを接種したからといって100%子宮けいがんにならないというわけではないのです。
  ワクチン接種によって予防率はあがるけれど接種後も検診は必要。
   


実はBlueCafeに事務局を置く母活ノススメ
この子宮頸がん予防4Uの賛同団体になり
私も事務局の代表で勉強会に出席してきたというわけです。



子宮頸がんだけでなくて
ガンは人類最大の的ですよね。私も父をガンでなくしましたが
身近な人がガンでなくなったことがないひとを見つける方が
難しい時代になってきました。
かかる前に予防できるものなら防ぎたい。



それにしても人は必ず死ぬから死からは逃れられないけど
できたらいい死を迎えたいなあ。
そのためには良い生き方をしなくちゃ。
・・・・などと思う今日この頃。





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